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食べものから学ぶ現代社会 私たちを動かす資本主義のカラクリ

  • 著者名平賀/緑∥著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2024.1

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号5006435
  • 請求記号K5006435-611.38-ヒ
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 I-③岩J築P新書(4~6)
  • 所蔵状態所蔵

書誌事項

  • 書名食べものから学ぶ現代社会 私たちを動かす資本主義のカラクリ
  • 書名ヨミタベモノカラマナブゲンダイシャカイ
  • 著者名平賀/緑∥著
  • 著者ヨミヒラガ,ミドリ
  • 叢書名岩波ジュニア新書
  • 叢書番号980
  • ISBN9784005009800
  • 国名コードJP
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2024.1
  • 出版者・頒布者地域名 東京都 
  • ページ20,194p
  • サイズ18cm
  • 価格940

資料コード

表現種別 機器種別 キャリア種別 付属のキャリア種別
テキスト 機器不用 冊子
  • 件名食糧問題
    資本主義
  • 内容紹介豊かなはずの世界で「生きづらい」のは、経済学の考え方と私たちのリアルがずれているからかもしれない。食べものから、現代社会のグローバル化、巨大企業、金融化、技術革新を読み解き、資本主義のカラクリを解き明かす。
  • 著者紹介広島出身。京都大学博士(経済学)。京都橘大学経済学部准教授。立命館大学BKC社系研究機構客員協力研究員。著書に「食べものから学ぶ世界史」「植物油の政治経済学」がある。

内容細目

タイトル 著者 ページ
はじめに
 今の世の中、なんで??…と思ったら
 食べものから現代社会を考える
 この本の読み方
序章■資本主義経済のロジックを考える~セオリーとリアルのズレ
 経済モデルと現実の世界とは違う
 使うためのモノと売るためのモノは違ってくる
 「使える」価値より「売れる」価値
 売らなくては儲からない、売り続けなくては成長できない
 需要は供給側が促し、取引はマネーゲーム化している
 資本主義的食料システム
1章■小麦を「主食」にした政治経済の歴史
 ウクライナ戦争によって世界が飢える!?
 食べものから、売って儲ける「商品」へ
 小麦を大量生産・大量消費するとは
 近代日本に輸入された「メリケン粉」
 売り続けなくては成長できない
 小麦の価格も「金融商品」に
2章■現代社会のグローバル化~「比較優位」とは思えないモノカネの動き
 グローバリゼーションと貿易拡大の背景
 「肥満を促す食環境」も輸出する 米国→メキシコの話
 アグリフード・グローバル・バリュー・チェーンの発展
 食品も「Assembled in Japan(日本で組み立て)」?
 輸入品はなぜ安い?
 食や農も組み込まれているタックスヘイブンの世界
 なぜタックスヘイブンを理解することが重要なのか
3章■現代社会の巨大企業~「完全競争市場」なんてどこに?
 貿易の主体は企業
 巨大化するアグリフードビジネス
 日本のアグリビジネスと食料自給率
 輸入原料を多用する食品製造業における企業集中
 現在の総合商社と大手食品企業群
 巨大企業が求めた、原料の大量調達と商品の大量販売
 大きいことは良いことか?
4章■現代社会の「金融化」~「潤滑油」というよりギャンブラー
 「金融」「金融化」とは
 食べものも農地も金融商品に
 すべての取引がマネーゲームに
 なぜ、これほど金融中心の世界になったのか(背景)
 現在の「資本家」とは誰のこと?
 金融本来の機能を取り戻す
5章■現代社会の技術革新とデジタル化~イノベーションで世界を救う?
 イノベーションは誰のため?
 投資や投機は新しい技術を求める
 ビッグデータを握るのは誰?
 技術と人と自然と
おわりに
 現在の経済学の課題は、成長より「格差」
 資本主義経済が削ってきたもの
 小さく、分散して、自主的に動き始める
あとがき

学習件名

漢字形 カタカナ形 ページ数
資本主義 シホン/シュギ 0
食料問題 ショクリョウ/モンダイ 0
こむぎ コムギ 25-46
グローバリゼーション グローバリゼーション 47-78
金融 キンユウ 101-136