卒業生の著書コーナーに新しく
高35回卒 芳野博之先生による著書
『運命のズッキーニ』
を寄贈いただきました。
カメノテの塩茹でが好きポチンコフ
・・・いや、下ネタじゃナイですよ?
罪と罰です。
前回頂いて大好評を得た(特に男子生徒)私家版句集
【ペンギンと桜】
そのリズミカルで子ども心くすぐる言いまわしに
思わず声に出して友だちと笑い合っていた生徒の
笑顔が忘れられません。
特に人気だったのが、雑誌【俳壇】に掲載された
ちゃんちゃんこアルゼンチンチン共和国
あっはんと尺取虫とうっふんと
どこか声に出したくなるリズミカルさが魅力的な句
そんな句集がさらにパワーアップした今作!
頁を開いた最初の句
クラス替えなんだかみんなチンアナゴ
見慣れない同級生や友達の様子を伺うきょろきょろ
とした動きが頭に浮かぶ句からはじまり
学校へ行きたくないのデコポンは
甘えんぼのような可愛さが癖になる句
風鈴に人に1つののどちんこ
おとといの栗羊羹にひきこもる
や
二人してカニカマ紅白歌合戦
これはコタツを囲んだ二人の人がカニ身を両手に
持ちながらがに股中腰カニポーズの二ヤリ顔で対峙
している姿が思い浮かびました🦀
個人的にお気に入りの句は芳野先生の40年来の俳句仲間
であり、俳人・日本文学研究者である坪内稔典先生と
被ってしまいますが
小春日の玉こんにゃくの生まれたて
つやつやした玉こんにゃくが甘~い煮物の中で輝いている
ようで、うっかりお腹がなりそうな冬の一句です
生まれたて、と言うところがミソ
そして、
冬茜釜飯デートしませんか
これは先生の甘酸っぱい思い出でしょうか
ヒューヒュー♪ ・・・なんちゃって😊
こんな感じで情景を自由に想像できる575の魅力が”たっぷん”
と詰まった楽しい一冊!
また、前作『ペンギンと桜』に続き『運命のズッキーニ』の
装幀も芳野先生の同窓生である出田一さん(高35回卒)が担当。
表紙を向けて飾りたくなる素敵な装幀です。
波のように流れる文字がなんて書いてあるかは是非手に取って
確かめてみてください!
因みに、今はお隣の北高さんで生徒を指導している芳野先生は
みなさんのOBでもあり磐南で国語を教えていらした先生でも
あるんですよ!
興味のある人は是非【卒業生の著書コーナー】へご来館を!
新刊コーナーでは雑誌【俳壇】も展示中!
あわせてチェックしてみてくださいネ👀✨
この度はご著書のご寄贈ありがとうございました
略儀ながら、お知らせにてお礼申し上げます。
堀尾