「甘え」で文学を解く

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内容紹介鷗外、鏡花からドストエフスキー、カフカまで、その豊かな文学の隠し味はなんと「甘え」であった。充足と文学の対立関係、秀れた文学者たちの精神のありかとは? 新たな視点から文学を読み解くユニークな試み。

タイトル	著者	ページ
「甘え」と文学	平川/祐弘‖著	30-35
『クオレ』に「甘え」を読む	平川/祐弘‖著	36-64
少女の甘えをエリクソンで解く	ムルハーン千栄子‖著	65-94
『暗夜行路』における「甘え」と「ゆるし」	鶴田/欣也‖著	95-125
第一部へのコメント	土居/健郎‖著	126-139
シーガル著『ラブ・ストーリー』の一日本的解釈	土居/健郎‖著　平川/祐弘‖訳	140-157
『神曲』に「甘え」を読む	平川/祐弘‖著	158-184
韓国文学における「甘え」	成/恵卿‖著	185-213
第二部へのコメント	土居/健郎‖著	214-221
ドストエフスキーにおける依存の心理についての覚書き	中村/健之介‖著	222-244
ドストエフスキーの道化的世界と「甘え」	清水/孝純‖著	245-277
カフカにおける「甘え」	ゲァハート・シェーパース‖著	278-302
ヘミングウェイの個と同化	鶴田/欣也‖著	303-321
自立という脅迫	大沢/吉博‖著	322-344
母親のいるふるさと	平川/祐弘‖著	345-370
俳句における「甘え」	夏石/番矢‖著	371-394
「甘え」と女性のセクシュアリティ	山下/真由美‖著	395-420
泉鏡花と「甘え」	アダム・カバット‖著	421-444
近代日本文学における「男の恋」と甘え	小谷野/敦‖著	445-469
第三部へのコメント	土居/健郎‖著	470-487