私たちはどう学んでいるのか 創発から見る認知の変化
- 著者名鈴木/宏昭∥著
- 出版者筑摩書房
- 出版年2022.6
貸出・返却・予約状況
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計3
所蔵事項
ブックリスト
書誌事項
- 書名私たちはどう学んでいるのか 創発から見る認知の変化
- 書名ヨミワタシタチワドウマナンデイルノカ
- 著者名鈴木/宏昭∥著
- 著者ヨミスズキ,ヒロアキ
- 叢書名ちくまプリマー新書
- 叢書番号403
- ISBN9784480684318
- 国名コードJP
- 言語コードjpn
- 出版地東京
- 出版者筑摩書房
- 出版年2022.6
- ページ216p
- サイズ18cm
- 価格840
- 件名認知
学習心理学
- 内容文献:章末
- 内容紹介はじめは全く打てなかったキーボードが、そのうち自動的に指が動き正確に打てるようになるのはなぜか。認知的変化に働く無意識的なメカニズムを創発という観点から検討し、「学び」の実態を明らかにする。お勧めの文献も掲載。
- 著者紹介1958年生まれ。東京大学大学院単位取得退学。博士(教育学)。青山学院大学教授。日本認知科学会元会長、フェロー。著書に「認知バイアス」など。
内容細目
| タイトル | 著者 | ページ |
|---|---|---|
| はじめに | ||
| 第1章 能力という虚構 | ||
| 1 アブダクションから生まれた「能力」概念 | ||
| 2 能力のメタファー的理解 | ||
| 3 能「力」というメタファーが生み出すイメージ | ||
| 4 論理的思考力は安定しているのか | ||
| 5 数学的思考力の文脈依存性 | ||
| 6 多様性、揺らぎ、文脈依存性が意味すること | ||
| 参考にした文献、お勧めの文献 | ||
| 第2章 知識は構築される | ||
| 1 知識は伝わらない | ||
| 2 知識の3つの性質 | ||
| 3 知識の構成主義 | ||
| 4 身体化された知識とシミュレーション | ||
| 5 コトバによる伝達がうまくいかない理由 | ||
| 6 状況のリソース | ||
| 7 モノ的知識観からコト的知識観へ | ||
| 参考にした文献、お勧めの文献 | ||
| 第3章 上達する-練習による認知的変化 | ||
| 1 上達と練習 | ||
| 2 練習のベキ乗則 | ||
| 3 練習によって何が変わるのか-マクロ化と並列化 | ||
| 4 スキルとその実行環境 | ||
| 5 プラトー、後退、スパート | ||
| 6 スランプの中の揺らぎ | ||
| 7 まとめ-多様性、揺らぎ、創発 | ||
| 参考にした文献、お勧めの文献 | ||
| 第4章 育つ-発達による認知的変化 | ||
| 1 発達とは | ||
| 2 発達段階 | ||
| 3 子供は本当に別世界の住人なのか | ||
| 4 複数の認知的リソース | ||
| 5 同時並列的活性化 | ||
| 6 揺らぎと発達 | ||
| 7 環境と発達 | ||
| 8 まとめ-発達も冗長性と揺らぎの中で生み出される | ||
| 参考にした文献、お勧めの文献 | ||
| 第5章 ひらめく-洞察による認知的変化 | ||
| 1 ひらめきとは | ||
| 2 ひらめきはどう研究されてきたか | ||
| 3 制約緩和としてのひらめき | ||
| 4 制約緩和における多様性と評価 | ||
| 5 ボンクラな意識、働き者の無意識 | ||
| 6 環境との相互作用 | ||
| 7 メタ学習-ひらめきやすい頭になる | ||
| 8 まとめ-冗長性と揺らぎがひらめきを生み出す | ||
| 参考にした文献、お勧めの文献 | ||
| 第6章 教育をどう考えるか | ||
| 1 素朴教育理論 | ||
| 2 学校教育経験由来の誤った素朴教育理論 | ||
| 3 近接項としての兆候、遠隔項としての原因 | ||
| 4 徒弟制から学ぶ | ||
| 5 2つの模倣とアブダクション | ||
| 6 学びを支える動機、そして教師とは | ||
| 7 まとめと注意 | ||
| 参考にした文献、お勧めの文献 |