• 書名グランドツアー : 18世紀イタリアへの旅
• 書名ヨミグランドツアー

• 著者名岡田温司著
• 著者ヨミオカダ，アツシ

• 叢書名岩波新書
• 叢書番号新赤版 1267

• ISBN9784004312673

• 出版地東京
• 出版者岩波書店
• 出版年2010.9

• ページviii, 224, 12p, 図版2枚
• サイズ18cm

• 注記参考文献: 巻末p1-12

• 件名イタリア美術
  美術 -- イタリア -- 歴史
  ヨーロッパ -- 紀行

• 内容はじめに 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第I章 人　イメージのなかのイタリア人
  　 「イタリアはよかったけれど、イタリア人は……」／過去の栄光と現在の惨状／ナポリ以南／「ならず者たち」のイタリア／サロンの交流―ナポリのハミルトン卿の場合／イタリアの「アマゾネス」たち／女流画家と女流作家／ひとときのアヴァンチュール／特異なイタリア男、その一―「チチスベイ」／芝居のなかの「チチスベイ」／絵画のなかの「チチスベイ」／旅行者の目に映った「チチスベイ」／特異なイタリア男、その二―「カストラート」／怪しいジェンダー「マカロニ」／演劇化する日常―ヴェネツィアの場合／カーニヴァルと仮装／
  第II章 自然　「驚異」の風景
  　 「まるで絵か写真のよう」／「ピクチャレスク」／「崇高」／アルプス越え／自然と人工物の一体化／雄大なる水の流れ―マルモレの滝／カンパーニャの「ゲニウス・ロキ（地の霊）」／カンパーニャのゲーテ／アルカディアの想起／「記憶喪失の風景」の誕生／「崇高」としてのヴェズーヴィオ火山／火山観察のまなざし／健忘症の風景画／長靴のかかとの先／シチリアへの旅―ホメロスのギリシアへ／「第二のオデュッセウス」としての旅人／自然の宝庫としてのシチリア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 第III章 遺跡　ポンペイ発掘の衝撃
  　 未来を映しだす過去／ポンペイとヘルクラネウムの発見／発掘品の反響／インテリア・デザインの宝庫としての発掘品／ドーリス式の復活／ギリシアvs.ローマ―ピラネージの論争／エジプト趣味の発信／ヴィンケルマンと古代の「美」／カルト的古代／アグリジェントのギリシア神殿／ゼウス神殿を復元せよ／理想的な古代イメージの逆説
  第IV章 美術　ローマとヴェネツィアの賑わい
  　 何を見るか／時代の目／フィレンツェのイギリス人たち／ツアー客たちの記念肖像／肖像の政治的メッセージ／肖像の知的・美的メッセージ／ローマの町の肖像―「ヴェドゥータ」と「カプリッチョ」／二つのローマ／フランス人のお気に入り／フランス王太子ご成婚のお祝い／ヴェネツィア絵画の外国人メセナ―ジョセフ・スミスの場合／カナレットを売り込め！／ヴェネツィアの肖像／水の祭典／パッラーディオ復権／ヴェネツィアのコスモポリタン／もうひとりの外国人メセナ―シューレンブルク元帥／牧歌的エロスとヴェネツィア／出版の町／ティエポロの国際的成功
  　おわりに
  　参考文献