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書誌詳細

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人間の往生 : 看取りの医師が考える

  • 著者名大井玄著
  • 出版者新潮社
  • 出版年2011.1

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0075535
  • 請求記号S 12//O 31
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名人間の往生 : 看取りの医師が考える
  • 書名ヨミニンゲンノオウジョウ
  • 著者名大井玄著
  • 著者ヨミオオイ,ゲン
  • 叢書名新潮新書
  • 叢書番号403
  • ISBN9784106104039
  • 出版地東京
  • 出版者新潮社
  • 出版年2011.1
  • ページ214p
  • サイズ18cm
  • 注記註記・参考文献: p209-214
  • 件名生と死
    ターミナルケア
  • 目次一 家で死ぬ意味
    さまざまな逝き方/逝く者と看取る者/タヒチの自然、死の実感/死の全身的理解
    二 大往生の回復
    「ぶよぶよ死体」/病院は「往生」の場所か/高齢者の選択/「老衰」はあるのか/平穏な死とQOD/「大往生」を取り戻す
    三 進行がん告知
    医師の意見、家族の反対/アメリカ発の生命倫理/がん治療の情報と選択/個人志向か関係志向か/治るであろう病者の役割
    四 医者と芸者
    「する医療」から「いる医療」へ/医療の場の格差/「患者さま」は戦略的エラー/医療者が「志」を失うとき/吉田富三先生へ
    五 一人称のがん
    事実とそぞろな思い/医療は確率論/手術と後遺症/死のひとつの意味
    六 在宅看取りの不安
    慰めとも、激励ともつかぬ……/看取り支援の三原則/お祖父ちゃんを「餓死」させないで/まだ貴女の番は来ていません
    七 作り話
    程度の異なる嘘と誇張/作り話は脳の常/「自由意志」はあるのか/謙虚な「精神」にもどるとき
    八 「わたし」はどこに宿るのか
    幽体離脱をめぐって/心霊現象への脳科学的知見/物心二元論という世界仮構
    九 老いと「意味の世界」
    ヒトとチンパンジーはどこが違うか/「意味の世界」という仮構/心地よい「意味の網」/老いと終末期の意味/抗加齢といういじましさ/亡き先祖とつながる/想いを紡いだ網の中で
    十 野垂れ死にも悪くない
    「生きるのはもう沢山」か/居場所の感覚/機能の喪失を補う能力/生かされる辛さ/存在と超越/それぞれが宇宙の中心/「野垂れ死に」の心的力動
    十一 「意味の世界」を落ち着かす
    共有されない仮想現実/「不安」への対応/サイコドラマの世界/「意味の世界」が安定するとき/人生を表彰する
    十二 ある地域医療医の死
    手薄な地域医療/「無医村に行きたい」/大学紛争で拘置所へ/原動力は惻隠の情/泥濘を這った「赤ひげ」
    十三 祈りとつながり
    存在判断と価値判断/「神」の文化的進歩/生き生きした心的体験/アーラヤ識と脳/イメージと共感/朱に交われば赤くなる/仏やイエスへの同化
    十四 終末期医療医の見る「時」
    変わる世界認識/死者への親しみ/絶対時間と主観的時間/円を描きつながる「時」/エネルギーと寿命/存在・時間・エネルギー/道元の「有時」/無常と永遠の時間感覚
    あとがき
    註記・参考文献