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書誌詳細

生活保護は最低生活をどう構想したか : 保護基準と実施要領の歴史分析

  • 著者名岩永理恵著
  • 出版者ミネルヴァ書房
  • 出版年2011.2

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計1

所蔵事項

  • 登録番号0066674
  • 請求記号S 75//I 95
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名生活保護は最低生活をどう構想したか : 保護基準と実施要領の歴史分析
  • 書名ヨミセイカツホゴワサイテイセイカツオドウコウソウシタカ
  • 著者名岩永理恵著
  • 著者ヨミイワナガ,リエ
  • 叢書名現代社会政策のフロンティア
  • 叢書番号1
  • ISBN9784623059447
  • 出版地京都
  • 出版者ミネルヴァ書房
  • 出版年2011.2
  • ページv, 320, 23p
  • サイズ22cm
  • 注記学位請求論文「保護基準と実施要領の構築にみる<最低生活> : 生活保護制度の歴史的検討」(東京都立大学, 2006年) をもとにしたもの
    参考文献: p309-320
  • 件名生活保護 -- 歴史
    生活保護 -- 日本 -- 歴史 -- 1945?
  • 内容序 論 日本の貧困と生活保護

    第1章 歴史分析の視点と対象
     1)生活保護のしくみ
     2)生活保護の政策形成過程
     3)分析視点と時期区分
     4)分析対象資料

    第2章 生活保護法の制定と改正
        ――1946年から1950年まで
     1)旧生活保護法の制定
     2)旧生活保護法の実施
     3)第八次保護基準改定の意義
     4)旧生活保護法全面改正と新生活保護法の成立
     5)旧生活保護法から新生活保護法へ

    第3章 社会保障整備過程における生活保護
        ――1951年から1960年まで
     1)新生活保護法下の保護基準と実施要領
     2)医療扶助問題と国庫負担削減案
     3)予算措置を要しない保護基準と実施要領の改定
     4)厳しい予算編成と保護基準策定過程への注目
     5)栄養基準不充足の保護基準であることが明白な時期

    第4章 高度経済成長下の生活保護
        ――1961年から1968年まで
     1)エンゲル方式採用
     2)生活保護専門分科会中間報告にいたる経緯
     3)保護基準改定と予算編成方法の変更
     4)実施要領の「遅れ」
     5)最低生活費の再定義
     6)エンゲル方式から格差縮小方式へ?
    第5章 高度経済成長後の取り残された生活保護
        ――1969年から1979年まで
     1)格差縮小方式と「新」マーケット・バスケット方式
     2)被保護勤労世帯と一般世帯の質的格差の放置
     3)インフレ下での保護基準改定
     4)極限状況の「格差縮小方式」
     5)「新」マーケット・バスケット方式採用が頓挫した経緯

    第6章 「適正」を強調する生活保護の運用
        ――1980年から1989年まで
     1)保護基準の検証作業と「123号通知」
     2)「123号通知」発出後の制度運営
     3)国庫負担割合削減
     4)生活保護の「適正運営」
     5)保護申請者を選別する運用が生じた経緯とその後

    第7章 生活困窮者を放置する生活保護
        ――1990年から1999年まで
     1)1990年代の保護基準と実施要領の改定内容
     2)生活保護専門分科会等審議機関の開催経過
     3)他制度の変化への対応
     4)低い保護率と「ホームレス」問題
     5)「対応しないという手法」を取った1990年代の政策過程

    第8章 “身動きが取れない”生活保護からの脱却に向けて
        ――2000年以降
     1)生活保護の歴史の総括
     2)生活保護と貧困政策の今後

    あとがき
    参考文献
    付表 保護基準改定の説明一覧(第1回~第20次)(第21次~第66次)
    索 引