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書誌詳細

愛着障害 : 子ども時代を引きずる人々

  • 著者名岡田尊司著
  • 出版者光文社
  • 出版年2011.9

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数2
  • 貸出可能数2
  • 予約数0
  • 貸出累計5

所蔵事項

  • 登録番号0066673
  • 請求記号493.76//O 38
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

  • 貸出状況 貸出可能
  • 登録番号9010128
  • 請求記号493.76//O 38
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

  • 貸出状況 貸出可能

書誌事項

  • 書名愛着障害 : 子ども時代を引きずる人々
  • 書名ヨミアイチャクショウガイ
  • 著者名岡田尊司著
  • 著者ヨミオカダ,タカシ
  • 叢書名光文社新書
  • 叢書番号540
  • ISBN9784334036430
  • 出版地東京
  • 出版者光文社
  • 出版年2011.9
  • ページ313p
  • サイズ18cm
  • 注記主な参考文献: p313
  • 件名精神医学
    愛着
  • 内容はじめに---- 本当の問題は「発達」よりも「愛着」にあった
    第一章 愛着障害と愛着障害スタイル
    あなたの行動を支配する愛着スタイル/抱っこからすべては始まる/特別に選ばれた存在との絆/愛着の形成と臨界期/愛着の絆と愛着行動/愛着の傷と脱愛着/親を求めるがゆえに/安全基地と探索行動/ストレスと愛着行動の活性化/子どもの四つの愛着パターン/統制型と三つのコントロール戦略/良い子だったオバマ/愛着パターンから愛着スタイルへ/愛着障害と不安定型愛着/三分の一が不安定型愛着を示す
    第二章 愛着障害が生まれる要因と背景
    増加する愛着障害/養育環境の関与が大きい/親の不在/川端康成の場合/K君の場合/ルソーの場合/養育者の交替/漱石の場合/太宰治の場合/親の愛着スタイルが子どもに伝達される/愛着障害を抱えていたミヒャエル・エンデの母親/愛着スタイルと養育態度/ビル・クリントンの場合/ヘミングウェイの場合/ネガティブな態度や厄介者扱い/親に認めてもらえなかった中原中也/母親のうつや病気も影響する/ウィニコットの場合/母親以外との関係も重要/一部は遺伝的要因も関与
    第三章 愛着障害の特性と病理
    愛着障害に共通する傾向/親と確執を抱えるか、過度に従順になりやすい/ヘミングウェイの後悔/信頼や愛情が維持されにくい/何度も結婚に失敗したのは/ほどよい距離がとれない/傷つきやすく、ネガティブな反応を起こしやすい/ストレスに脆く、うつや心身症になりやすい/非機能的な怒りにとらわれやすい/過去の体験に操られやすい/「全か無か」になりやすい/全体より部分にとらわれやすい/川端の初恋/ヘミングウェイと闘牛/意地っ張りで、こだわりやすい/発達の問題を生じやすい/発達障害と診断されることも少なくない/自分を活かすのが下手/キャリアの積み方も場当たり的/依存しやすく過食や万引きも/ヘミングウェイと依存症、うつ/青年期に躓きやすい/子育てに困難を抱えやすい/良い父親ではなかったヘミングウェイ/父親になることに尻込みしたエリクソン/アイデンティティの問題と演技性/道化という関わり方/失感情症だった太宰/虚言癖がある/反社会的行動の背景にも多い/ジャン・ジュネという奇跡/安住の地を求めてさまよう/性的な問題を抱えやすい/ルソーの変態趣味/谷崎潤一郎の女性観/親代わりの異性と、ずっと年下の異性/誇大自己と大きな願望/高橋是清の「強運」/独創的な創造性との関係
    第四章 愛着スタイルを見分ける
    愛着スタイルが対人関係から健康まで左右する/大人の愛着スタイルを診断する/ストレスが溜まったとき、人を求めますか?/つらい体験をよく思い出しますか?/愛する人のために犠牲になれますか?/愛着スタイルと仕事ぶり/対人関係か仕事か/愛着スタイルと攻撃性/健康管理に気を配る方ですか?/喪の作業の仕方が違う/愛着スタイルは死の恐怖さえも左右する/成人愛着面接では、親との関係に焦点を当てる/子ども時代の愛着パターンとの関係
    第五章 愛着スタイルと対人関係、仕事、愛情
    1.安定型愛着スタイル
    安定型愛着スタイルの特徴
    2.回避型愛着スタイル
    【回避型の特性と対人関係】
    親密さよりも距離を求める/何に対しても醒めている/自己表現が苦手で、表情と感情が乖離する/隠棲願望とひきこもり/種田山頭火の場合
    【回避型の恋愛、愛情】
    愛とは、こだわらずに忘れ去るもの/パートナーの痛みに無頓着/助けを求められることが怒りを生む
    3.回避型愛着スタイル
    【不安型の特性と対人関係】
    なぜ、あの人は、気ばかりつかうのか/拒絶や見捨てられることを恐れる/すぐ恋愛モードになりやすい/べったりとした依存関係を好む/ネガティブな感情や言葉が飛び火しやすい/パートナーに手厳しく、相手の愛情が足りないと思う/両価的な矛盾を抱えている
    【不安型の恋愛、愛情】
    不安型の人がセックスに燃えるとき
    4.恐れ・回避型愛着スタイル
    漱石の苦悩の正体
    第六章 愛着障害の克服・
    1.なぜ従来型の治療は効果がないのか
    難しいケースほど、心理療法や認知行動療法が効かない理由/精神分析が愛着障害を悪化させるのは/なぜ、彼らは回復を生じさせたのか?/愛着障害を乗り越えた存在のもつ力
    2.いかに克服していくか
    (1)安全基地となる存在
    安全基地を求めてさまよい続けたルソー/良い安全基地とは?
    (2)愛着の傷を修復する
    未解決の傷を癒やす/幼いころの不足を取り戻す/踊り子体験と愛着の修復/ままごと遊びと子ども心の回復/遊びがもつ意味/依存と自立のジレンマ/傷ついた体験を語り尽くす/怒りが赦しに変わるとき/過去との和解/義父と和解したクリントン/スティーブ・ジョブズの場合----禅、旅、妹との邂逅
    (3)役割と責任をもつ
    社会的、職業的役割の重要性/否定的認知を脱する/自分が自分の「親」になる/人を育てる/アイデンティティの獲得と自立/
    おわりに----愛着を軽視してきた合理主義社会の破綻
    愛着スタイル診断テスト