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書誌詳細
和食の魚料理のおいしさを探る : 科学で見る伝統的調理法
- 著者名下村道子著
- 出版者成山堂書店
- 出版年2014.11
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0070169
- 請求記号596.35//Sh53
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名和食の魚料理のおいしさを探る : 科学で見る伝統的調理法
- 書名ヨミワショクノサカナリョウリノオイシサオサグル
- 出版地東京
- 出版者成山堂書店
- 出版年2014.11
- ページix, 165p, 図版 [20] p
- サイズ19cm
- 内容第1章 調理で魚はおいしくなる
1-1 魚が調理法を選ぶ?
(1)郷土料理がおいしいわけ
(2)調理とは食材をうまく変化させること
1-2 魚肉の構造と成分
1-3 加熱で魚肉はこう変わる
(1)魚肉たんぱく質の種類
(2)肉の色が変わる
(3)においが変わる
(4)重量・水分が減る
(5)肉に硬さが変わる
(6)うま味が強くなる
(7)脂がにじみ出てくる
1-4 魚の「旬」と調理法
(1)脂がのった「旬」の魚
(2)脂質含量で変わる調理法
(3)焼くべきか、煮るべきか
第2章 生で食べる
2-1 刺し身(お造り)ー赤身は厚く、白身は薄くー
2-2 しめさば
(1)「締め」で身の歯切れが良くなる
(2)魚肉はなぜ硬くなるのか ー塩と酢がないと締まらないー
(3)うま味成分が増えておいしくなる
(4)生臭さが消える
2-3 カツオのたたき ーなぜ表面を焼くのかー
コラムー外国にもある生魚料理
第3章 煮る・蒸す ー水を使って加熱ー
3-1 煮魚
(1)TPOで魚と調理を選ぶ
(2)テクスチャーを変えておいしくする
(3)臭みをとる ー発酵調味料・砂糖・洗うー
(4)魚を形よく煮る
3-2 蒸し魚
コラム ー外国の蒸し魚料理
3-3 つくだ煮・甘露煮は生活の知恵
(1)つくだ煮は常備食
(2)甘くて美味しい甘露煮
第4章 焼く・揚げる ー水を使わない加熱ー
4-1 香ばしい焼き魚
(1)どんな焼き魚が「おいしい」のか
(2)香ばしさを生む化学変化
(3)脂がのった魚は焼くとさらにおいしくなる
(4)上手な魚の焼き方
4-2 油で揚げる
(1)揚げ物の「おいしさ」とは何か
(2)素揚げ・唐揚げ
(3)天ぷら ー実は外来の料理法ー
コラム ー揚げ物ができなかった昔の日本ー
(4)炒める ー揚げ物と焼き物の中間ー
第5章 汁物 ーうま味の極みー
(1)新鮮な魚介類は潮汁に
(2)万能な味噌の力
コラムー外国料理の魚の汁物
5-2 魚介類の知るがおいしいのはなぜか
5-3 ハレの日に出される「タイ」と「コイ」
(1)タイの潮汁
(2)鯉こく
(3)イワシのつみれ汁
第6章 漬け物 ー発酵を使った食品ー
6-1 古代からあった魚介類の漬け物「すし」
(1)保存が目的だった
(2)馴れずしはすしの源流
(3)「生馴れ」から「握りずし」へ ー漬ける期間が短くなったー
6-2 味噌漬け・粕漬け
(1)保存から味付けに
(2)味噌・粕で漬ける効果
(3)魚肉のテクスチャー ー硬さとほぐれやすさー
(4)魚種で漬け方を変える ーサワラ・メロ・イカー
(5)イカの粕漬け
6-3 糠漬け
(1)北陸地方の特産品
(2)うま味を作る麹と糠
(3)肉質がもろくなる
6-4 醤油漬け
コラム ーだし汁の素ー魚醤
第7章 骨も内蔵までも食べつくす
7-1 「命」をいただく食べ物は無駄にしない
コラムードイツのソーセージとイギリスのハギス
7-2 骨まで食して
(1)骨にはカルシウムとコラーゲンがたっぷり
(2)加熱・加圧する
(3)茶汁は魚臭を消す
(4)酢で煮る
(5)酢に浸す
(6)「水で煮る」と「酢に浸す」では何が違うのか
コラムー目から「ウロコ」のおいしさ
(7)骨を揚げる・焼く
7-3 内蔵は栄養の宝庫
(1)美食は内蔵にあり
(2)内蔵は発酵しておいしくなる
(3)卵巣・精巣の利用
コラム ー皮にはうま味がたっぷり
コラム ー居酒屋から高級中華料理で利用されるヒレ
第8章 日本人が食べてきた魚 ー伝統的調理に活きる生活の知恵ー
8-1 古代の日本人は何を食べていたのか
(1)先史時代の遺跡からわかること
(2)仏教によって魚食文化が確立した
(3)文明開化で肉食解禁
8-2 奈良の都の魚料理
8-3 中国から伝わった宴会料理 ー平安時代ー
コラムー大餐の献立のユムシについて
8-4 加工品の発達 ー鎌倉・室町時代
(1)“のし鮑” ー保存のための干物ー
(2)調味料、生馴れ(生成れ)、すり身 ー調理法の発達ー
8-5 早ずしー食い倒れは江戸のことだったー
コラムーコイは大事な食べ物だった
コラムー江戸料理の基礎を成した料亭「八百膳」
8-6 脂好きの現代人ー世界中から魚が集まるー
(1)輸入が頼りの魚介類
(2)世界に認められた生魚の食文化