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書誌詳細
子どもと授業
- 著者名稲垣忠彦 [ほか] 執筆
- 出版者岩波書店
- 出版年1987.9
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0028957
- 請求記号370.8//I 95//(11)3
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 著者名稲垣忠彦 [ほか] 執筆
- 著者ヨミイナガキ,タダヒコ
- 内容はしがき
I 子どもの発達と授業 大田 堯
1 子どものいない授業
2 授業と子どもの発見:近代授業論と認識主体としての子ども
3 子どもの発達と授業
4 芸術としての授業
Ⅱ 子どもは授業で何を学んでいるか 駒林邦男
1 子どもは授業で何を、どう教えられているか
(1)「基礎・基本」としての制度化された知
(2)制度化された知の一斉伝達方式としての一斉授業
2 子どもが授業で学んでいるもの
(1)子どもの「学力」、その特性
(2)ヒドゥン・カリキュラム:もう一つの学び
(3)無力感の学習
結びにかえて
Ⅲ カリキュラムを見直す 佐藤学 宮原修
I カリキュラム観を拡げる
(1)わが国のカリキュラム観
(2)カリキュラムを捉え直す
2 子どもにとってのカリキュラム
(1)「伝達中心カリキュラム」の問題点と意義
(2)「伝達中心カリキュラム」から「対話中心カリキュラム」へ
(3)「共通」と「選択」のバランスの創造
3 カリキごフムを開発する
(1)教師を主体とする開発モデル
(2)実践を批評し開発を求める
(3)開発を支える条件
Ⅳ 教科を見直す 佐伯 胖
1 虚構としての教科
(1)子どもにとっての教科とは.
(2)社会にとって「教科」とは
(3)虚構としての教科
2 教科を見直す
(1)窓を通して富士山を見る
(2)教科の「ねらい」とは
(3)「評価」の見方を変える
(4)教科の「系統性」とは
3 子どもの「学び」を育てる
(1)文化的実践への参加
(2)文化的価値の「生成的味わい」
(3)文化的実践への対話的参加
(4)文化的実践への個性的参加
おわりに
V 教材を見直す 藤岡信勝
1 教育内容と教材
(1)「教材」はどこにあるのか
(2)「教育内容」と「教材」
(3)「科学を教える」という問題意識
2 仮説実験授業における教材の見直し
(1)「バネと力」の授業
(2)事実は理論を倒せない
(3)「わかる:だのしい」論議の意味
(4)教材観の転換
3 教材と教授行為
(1)「ことわざ」の授業
(2)二つのプランのちがい
(3)研究対象としての「教授行為」
(4)授業書による教材開発と教授行為
(5)教えられるとつまらない
(6)まとめにかえて
Ⅵ 授業形態と授業環境:子どもが主体的・創造的に活動する「授業」をつくる
加藤幸次
1 「受身な詰め込み教育」を反省する
(1)学級集団による同一歩調の追求
(2)学級集団による同一内容の追求
(3)評価発言による同一方向の追求
(4)教授・教授者中心の授業‘
2 「主体的かつ創造的教育」をめざす
(1)一人ひとりの学習活動が浮び上ってくる授業形態
(2)自学自習を保障する「学習パ″ゲージ」
(3)主雀的・創造的活動を促す授業環境
(4)学習・学習者中心の「授業」
3 子どもたちを学習活動の主体者に仕立てる
(1)「一斉授業」方式の活用
(2)自己学習における「メタ認知」の育成
(3)「新しい授業」の時代に向って
Ⅶ 授業の中の子どもと教師 横須賀 薫
1 授業の質とそのとらえ方
(1)授業の概念とその質
(2)授業への関心
(3)授業の質と授業の研究
2 授業の動態
(1)集中と解放
(2)正答と誤答
(a)思考の多様性(b)表現の稚拙さ(c)つぶやきと沈黙
3 授業の中の教師のことば
(1)話しことばとしての授業
(2)教師のことば
(a)発問について (b)説明について (c)指示について (d)評言について
Ⅷ 授業改造の歩み:戦前の教育遺産に学ぶ 中野 光
1 日本の近代学校制度と授業
2 授業改造への動き
(1)児童本位の教育への転換
(2)授業研究への沈潜
3 教科書観の転換と学習の指導
(1)経典的教科書観の克服
(2)授業における個性尊重
(3)学習を指導すること
4 授業改造をすすめた教師たちの資質
(1)教材の価値を見定める
(2)教育と生活と科学の結合
Ⅸ 授業と教師教育 稲垣忠彦
1 教師への注目
2 教職の専門性と授業
(1)二つの授業像
(2)教師の判断、決定
(3)プロフェッションの課題
3 授業の研究と専門性
(1)授業研究の系譜
(2)二つの授業研究
(3)プロフェッションとしての力量形成
4 学校という場
(1)授業のカンファレンス
(2)カンファレンスの試み
(3)学校をこえて
おわりに