目次まえがき 第一章 資本主義成立期の国民生活―明治前期を中心にして― 新藤東洋男 第一節 明治前期の農山漁村の生活 I 資本主義成立期の農村事情 II 地租改正と農民生活 III 明治十年代のインフレ・デフレ政策と農民生活 IV 明治前期の漁民生活 第二節 賃労働者の形成とその生活 I 労働者の創出 II 繊維マニュ・器械工場女子労働者の生活 III 鉱山業労働者の生活 第三節 資本主義の成立と都市生活の変化 I 資本主義の成立にともなう都市生活の変化の特色 II 士族の窮乏とその生活 III 都市下層社会の形成とその生活 第四節 明治前期における衣食住生活 I 衣服生活の変遷 II 食住生活と嗜好の変移 第五節 交通の発展と生活 第六節 古い秩序と新しい秩序 I 社会生活の変化と古い秩序への強制 II 家族制度をめぐる新旧の対立 第二章 日清・日露戦争下の勤労大衆の生活 松尾章一 第一節 日清・日露戦争と帝国主義の成立 第二節 日清・日露戦争と勤労大衆への影響 I 日清戦争は勤労問題の端緒 II 日清戦争の労働者への影響 III 日露戦争の労働者への影響 IV 日清・日露戦争と大増税 V 失業者の犯濫 VI 廃兵と軍人遺家族の悲劇 VII 帝国主義戦争と文明 第三節 日清・日露戦争期の勤労大衆の実態 I 奴隷工場・鐘ヶ淵紡績会社 II 男子労働者の生活 III 貧民窟の実態 第四節 日清・日露戦争期の労働者のたたかい 第三章 独占資本の進展と国民生活 那須良郎 第一節 独占資本の確立と社会生活の変化 I 大正デモクラシーと国民生活 II 第一次世界大戦下の国民生活の条件 III 米騒動に参加した人々 第二節 独占資本の展開と都市中間層 I 膨張する都市生活 II サラリーマンの生活と意見 III 小商人と店員 第三節 労働者の生活とたたかい 第四節 独占資本の展開期の農村生活 I 地主制と農民 II 漁民と漁村 第五節 危機における生活 I 都市底辺に生きる人々 II 天皇制軍隊と青年 III 子どもたちの世界 第六節 生活問題としての衣・食・住 I 食生活をめぐる問題 II 社会問題化した住宅問題 III 労働と衣生活 第四章 戦時下の国民生活 小西四郎 第一節 恐慌下の国民生活 I 恐慌下の都市民の生活 II 恐慌下の農民生活 第二節 中国侵略戦下の国民生活 I 『満州事変』下の国民生活 II 対中国全面戦争下の国民生活 第三節 太平洋戦争下の国民生活 I 太平洋戦争の進展と国民生活の窮迫 II 空襲下の国民生活 附録 索引 参考文献
