目次 はしがき 第1章 基礎的事実と本書の課題 1 大学進学率の推移と国際比較 2 本書の課題と各章の概要 第2章 人的資本投資としての大学進学行動 1 人的資本の概念- a. 人的資本投資 b. 大学教育投資の費用 c. 大学教育投資の便益 d.大学教育における外部経済 e. 私的費用と私的便益のまとめ 2 大学教育投資決定の纂礎理論 a. 利子率と現在価) b. 現在価値法と内部収益率法 c. 資本市場の不完全性(椢 3 内部収益率法の適用・ a. 内部収益率の計測 b. 内部収益率の計測におけるバイアス c. 内部収益率法及び人的資本論の問題点 4 Mincerの賃金関数と収益率 a. 基礎理論 b. 収益率の計測 5 収益率の般的傾向 I a.経済発展段階と収益率 b. 収益率の時間的変化 第3章 シグナリングとしての大学進学行動 1 予備的考察 a. 問題の所在 b. 仮 定 2 Spenceのモデル- a. シグナリング均衡の導出 b. シグナリング均衡の特質 3 資本市場不完全性下の学歴シグナル a. 親の富裕度格差とシグナリング費用 b. シグナリング均衡 c. 学歴シグナルとポトラッチ 4 統計的差別について 5 Arrow-Burdettのモデル* 6 シグナリング・モデルと人的資本モデルの結合 第4章収益串分析の応用医・歯学教育の収益串 1 医師・歯科医師の供給 a. 医師・歯科医師数が政策的に決定される理由 b. 医療サービスの限界評価(99) C. 内部収益率と最適性(I・,) 2 最適な医師・歯科医師数に関する異なった見解* 3 費 用 4 収 益 5 内部収益率とその評価 a. 内部収益率の計測結果(114) b.内部収益率の評価(116) 第5章 大学進学串の推移とその要因 1 私的内部収益率と進学率・- a. 私的内部収益率の推移(口4) b. 私的内部収益率と進学率との関係(I= 2 資本市場の不完全性と大学進学率 3 内部収益率に依拠しないモデル-- 4 内部収益率に依拠しないモデルの実証- 5 大学進学率の推移の要因 6 進学率と志願率 a. 志願率モデル b. 進学率モデルと志願率モデルの相違 第6章 個人の属性と大学進学行動 1 都道府県別進学率 2 仮説,説明変数,及びデータ 3実証結果 4 親の学歴の影響 a. いくつかの実証研究叫 b. 経済発展と親の学歴の影響 5 大学進学行動の男女差 第7章 大学教育の目的と機能 1 人的資本論対シグナリング理論 a. 基本的な問題 b. いくつかの検定 2 18歳人口の減少と大学教育の目的・機能 付録A:自由競争市場における賃金決定 付録B:回帰分析の要点 参考文献 あとがき 事項索引 人名索引