書誌詳細

紀伊國屋書店 のサイトで見る

日本とフランスのカワイイ文化論 なぜ私たちは「かわいく」なければならなかったのか

  • 著者名高馬/京子‖著
  • 出版者明石書店
  • 出版年2025.2

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出中
  • 返却予定 2026年01月08日

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数0
  • 予約数0
  • 貸出累計2

所蔵事項

  • 登録番号4514136009
  • 請求記号361-コ
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分一般書籍 - 一般書籍
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 一般
  • 所蔵状態所蔵

書誌事項

  • 書名日本とフランスのカワイイ文化論 なぜ私たちは「かわいく」なければならなかったのか
  • 書名ヨミニホントフランスノカワイイブンカロン
  • 著者名高馬/京子‖著
  • 著者ヨミコウマ,キョウコ
  • ISBN9784750358901
  • 国名コードJP
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者明石書店
  • 出版年2025.2
  • 出版者・頒布者地域名 東京都 
  • ページ348p
  • サイズ19cm
  • 価格¥3200

資料コード

表現種別 機器種別 キャリア種別 付属のキャリア種別
テキスト 機器不用 冊子
  • 件名サブカルチャー
    ファッション
    国際文化交流
    日本-対外関係-フランス
  • 内容文献:p324〜343
  • 内容紹介日本文化の特質として語られてきた「かわいい」という概念の日本における位置づけの変遷を追うとともに、フランスでクールなポップカルチャーとして受容されていく様を、ジェンダーの観点も交えて社会学的に考察する。
  • 著者紹介パリエスト・クレテイユ大学DEA、大阪大学言語文化研究科修了(言語文化学博士)。明治大学情報コミュニケーション学部専任教授、国際交流担当副学長。

内容細目

タイトル 著者 ページ
第1章 日本における「かわいい」の変遷
 1.二〇世紀末の「かわいい」論-卒業すべき「かわいい」
 2.二〇一〇年前後の「kawaii」をめぐる論考-否定されるべきものから肯定されるものへ
 3.「『kawaii』ファッション」とは何か-日本の批評家、研究者における諸定義
 4.日本の芸術運動としての「kawaii」
 5.外交、経済政策の一装置としての「kawaii」-「kawaii」は日本の美意識として正当化されてきたのか?
 6.その後の「かわいい」
第2章 フランスにおける「kawaii」に対する若者の言説、および、メディア言説を通して構築された「kawaii」表象の変遷
 1.日本文化に精通していた若者たちの言説によって構築され始めた「kawaii」
 2.フランスの新聞によって世論として扱われる「kawaii」
第3章 フランスにおける「kawaii」ファッションの構築と伝達
 1.フランスを軸に二〇〇六年頃から展開していく「kawaii」ファッション
 2.「kawaii」ファッションの着用者、実践者の言説
 3.「kawaii」ファッション-フランスのマスメディアと書籍で再定義される「kawaii」ファッション
 4.アプロプリエーションとインスピレーション、あるいは戦略と戦術?フランス、日本、ロンドンのファッションデザイナーによる「カワイイ」の表象
第4章 フランスにおける「かわいい」未熟な日本女性像の変遷
 1.小さくてかわいいmousmé(ムスメ)の誕生
 2.現代フランスにおけるkawaii、shôjoの表象
 3.「kawaii」日本人女性像-フランスにおけるジャポニスムと現代日本文化受容との関係を通して
 4.日仏ファッションメディアにおける規範的女性像の変遷
第5章 なぜ私たちはかわいくなければならなかったのか
 1.「なぜ私たちはかわいくなければならなかったのか」について考える
 2.超域文化としての現代「日本」文化の形成と伝達-フランスにおけるkawaiiの受容を通して