書誌詳細

ロボットが家にやってきたら… 人間とAIの未来

  • 著者名遠藤/薫∥著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2018.2

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

所蔵事項

  • 登録番号11024379
  • 請求記号548-エ
  • 配架場所 単行本・新書

ブックリスト

書誌事項

  • 書名ロボットが家にやってきたら… 人間とAIの未来
  • 書名ヨミロボットガイエニヤッテキタラ
  • 著者名遠藤/薫∥著
  • 著者ヨミエンドウ,カオル
  • 叢書名岩波ジュニア新書
  • ISBN9784005008674
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2018.2
  • ページ8,173p
  • サイズ18cm
  • 価格800
  • 件名ロボット
    人工知能
  • 内容紹介お掃除ロボット、ドローン、AI家電、自動運転車…。身近になったロボットやAIは私たちの生活をどう変えるのか。これからの人とロボットの関係を考える。
  • 著者紹介東京工業大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。博士(学術)。学習院大学法学部政治学科教授。日本学術会議会員・社会学委員会委員長。著書に「廃墟で歌う天使」など。

内容細目

タイトル
1 はじめに-ロボットが家にいたら
 ロボットがほしい/生活に入ってくるロボットたち/進化する「ヒューマノイド」/戦争するロボット/ロボットとAIは同じか? 違うか?/本書の目的
2 人間はなぜロボットをつくるのか?
 なぜ人間はロボットをつくろうとするのか
 2-1 なぜ、いま、ロボット?
 なぜいまロボットに注目が集まるのか?/現代社会の不安/社会的背景 その1/社会的背景 その2/産業的背景/技術的背景
 2-2 実用化への期待
 期待されるロボットは?/リスク対応型ロボットへの期待
3 ロボットの進化とわたしたちの社会
 3-1 さまざまなロボットがいる
 「ロボット」ってなに?/さまざまなロボット
 3-2 ロボットは人間を超えるか?
 ロボットの進化/ロボットは人間に代わって仕事をする
 3-3 ロボットは人間の敵になるのか?
 ロボットは暴走するか?/ロボット虐待?/社会的不安の現状/ロボットと人間の関係
4 西欧文化の中のロボット
 4-1 人工物と人工物観
 ロボットは「人工物」
 4-2 ロボット・AIの歴史は「機械時計」とともに始まった
 ロボットの始まりは機械時計/近代医学は人間を「機械」と考えるところがら始まった
 4-3 ロボットの夢
 そして人間たちは知能と身体を人工的につくれると考えた/自律したロボットが、科学者たちの夢だった/機械と人間の戦い
 4-4 現代~未来へ
 ロボットの時代
5 日本文化の中のロボット
 5-1 南蛮船が日本に「時計」をもってきた
 時計技術の伝来
 5-2 日本における時計技術の展開
 国内の時計技術者/日本では、時計技術は産業・科学ではなく、文化・芸術として発展した
 5-3 近代日本と時計技術
 しかし、日本の近代化を引っ張ったのも時計産業だった/近代日本の時計産業/田中久重と豊田佐吉/日本のロボットたちは自律しない
6 反乱するロボット、涙を流すロボット
 6-1 人造人間の倫理
 フランケンシュタイン博士と人造人間の激しい愛憎/西行の反魂術の静かな悲しみ
 6-2 反乱するロボットと夜行する付喪神たち
 チャペックが描いたロボットの反乱/物の妖怪・付喪神
 6-3 ジョン・ヘンリーと列車に化ける動物たち
 機械と戦った英雄/機械のマネをする妖怪たち
 6-4 「ロボット三原則」とドラえもん
 アシモフが考えたロボット三原則/人間に反抗することのない日本のロボット
 6-5 ロボットと人間のあいだ
 ロボットの死の受容
 6-6 なぜこのような違いが生じるのか
 神と人と物の関係
7 共進化するロボット
 7-1 文化も共進化する
 異なる文化は決して交わらないのか/融合する人工物観/技術開発の主体も協働する
 7-2 「第二の技術」という考え方
 思考の道具、コミュニケーションのツールとしての人工知能(コンピュータ)/自然と戯れる「第二の技術」/〈初音ミク〉というロボット/永遠に完成しない遊戯
 7-3 ロボットと人間の共生する社会
 ロボットと共生するために考えておくべきこと/〈モノ〉は機械だけではない/「伴侶種」という考え方
8 おわりに-サイボーグ=人間がネットワーク化される世界の危険と希望
 8-1 サイボーグ化する人間たち
 ロボットについて考えることは人間社会について考えること/サイボーグとしての私たち/サイボーグ化する〈私〉たち/ヒトと人工知能の融合
 8-2 ネットワーク化されるサイボーグ人間たち
 ネットワーク化する〈私〉たち/自動運転というロボット・人工知能/社会全体がインターネットに埋め込まれる
 8-3 IoT、IoEという〈世界脳〉、その期待と恐怖
 人間とコンピュータの共生/ウェルズの〈世界脳〉/オーウェルの〈世界脳〉批判/監視・管理・環境・生権力
 8-4 〈世界脳〉を希望とするには
 〈世界脳〉を監督する〈世界脳〉/〈知の考古学〉/私たちは監視されるかもしれない。でも私たちが未来をつくり出す/おわりにのおわりに
参考文献