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雑誌詳細
[巻数]2025.3(2024.12.1~ 12.31) [通巻番号]234
- 巻数2025.3(2024.12.1~ 12.31)
- 通巻番号234
- 特集記事
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- 巻頭特集:医師の偏在対策 〜地域医療を守るために〜
医師の偏在が問題になっています。全国の医師数は約34万人と過去40年間で2倍に増えましたが、都市部に集中し、地方では不足しています。産婦人科や小児科、外科などはなり手が少ない状況であり、政府は、医師の偏在解消に向けて対策の協議を進めています。強制力のある措置を求める声の一方で、反対の声もあります。地域医療が崩壊しつつある状況で、どこに住んでいても、適切な医療サービスが受けられるようにするためには。
ピックアップトピックス:
●マイナ保険証開始
12月2日から従来の健康保険証の新規発行が停止されました。マイナ保険証への移行が本格化されます。しかし、マイナ保険証の利用率は低迷しています。背景には、システムの機能への不信があるようです。
●移植医療の改革案
1997年の臓器移植法が施行されて27年が経ちました。当初は低調だった脳死下の臓器提供数は、ようやく増加の傾向となってきました。厚労省の改革案では、さらなる増加に向けて対応する仕組みの構築を狙っています。
●医療事故調10年
医療行為による死亡事故の原因を調べ、再発防止につなげる医療事故調査制度。制度開始から2025年で10年を迎えます。しかし、病院によって対応や判断に差が生じ、事故の報告数は横ばいが続いています。
●中村哲医師銃撃5年
戦乱と干ばつに苦しむアフガニスタンの人道支援に尽力した中村哲医師が銃撃された事件から5年になります。生涯を学ぶ講座や映画など、中村医師の遺志は支援の輪とともに広がり、次の世代へと受け継がれています。
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