科学者になりたい君へ
- 著者名佐藤/勝彦∥著
- 出版者河出書房新社
- 出版年2020.10
貸出・返却・予約状況
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計2
所蔵事項
- 登録番号1105470
- 請求記号507-SA
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 純正科学
- 所蔵館本館
- 配架場所 1F 5
- 所蔵状態所蔵
ブックリスト
書誌事項
- 書名科学者になりたい君へ
- 書名ヨミカガクシャニナリタイキミエ
- 著者名佐藤/勝彦∥著
- 著者ヨミサトウ,カツヒコ
- 叢書名14歳の世渡り術
- ISBN9784309617251
- 国名コードJP
- 言語コードjpn
- 出版地東京
- 出版者河出書房新社
- 出版年2020.10
- ページ191p
- サイズ19cm
- 価格1400
- 件名科学者
- 内容紹介どうすれば科学者になれるのか? 「インフレーション理論」を提唱した宇宙物理学者・佐藤勝彦が、自身の科学者人生を紹介しつつ、「科学とはどういうものか」「優れた科学者になるためには何をしたらよいか」などを語る。
- 著者紹介1945年生まれ。京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東京大学名誉教授。明星大学客員教授。日本学士院会員。専攻は宇宙論・宇宙物理学。著書に「宇宙論入門」など。
内容細目
| タイトル | 著者 | ページ |
|---|---|---|
| はじめに | ||
| 第1章 「ふしぎだな」「おもしろいな」が科学の原点 | ||
| ラジオ工作が大好きだった小学生時代 | ||
| 中学でテレビやアマチュア無線機も自作 | ||
| 何度もしつこく質問する子どもだった | ||
| 世の中は「ふしぎ」であふれている | ||
| 「常識」を疑うことのススメ | ||
| 子どもの疑問から科学の常識がひっくり返る | ||
| 『不思議の国のトムキンス』との出会い | ||
| 日本人初のノーベル賞・湯川先生へのあこがれ | ||
| あこがれの人を持つことは大事! | ||
| 工学部か理学部か、進路選択の決め手 | ||
| 高校までに何を勉強する? | ||
| 大学をどう選ぶか | ||
| 高校までの「勉強」と大学での「学問」の違い | ||
| 第2章 大学・大学院で何を身につけるか | ||
| 京都大学理学部に入学 | ||
| 林忠四郎先生の研究室に入る | ||
| 理論研究の土台を教わった林研究室 | ||
| 大学院で「宇宙の始まり」の研究を始めようと思ったが… | ||
| 「かにパルサー」との運命的な出会い | ||
| 幸運の重ね合わせ・ベーテ先生との出会い | ||
| 研究に苦しんだ博士課程時代 | ||
| 超新星爆発での元素合成の研究 | ||
| 大学・大学院時代に何をしたらいいか | ||
| 大学院で身につけた能力は分野を超えて力に | ||
| 生涯の友人をつくろう | ||
| 大学院時代に妻と知り合い、結婚もした | ||
| 第3章 研究はどのように行うのか | ||
| なぜ「単位取得退学」をしたのか | ||
| 就職に苦労したポスドク時代 | ||
| 超新星爆発が起こるメカニズムを突き止める | ||
| 徹底的に研究し、プロとしての自覚を持とう | ||
| 苦しみ抜いた末に、オリジナルな論文を最初に書こう | ||
| 独創的なアイデアをどう生み出すか | ||
| 他人とのディスカッションがひらめきを生む | ||
| 若い科学者を悩ませる「ポスドク問題」 | ||
| アカデミア以外の道もすばらしい | ||
| 宇宙の初期のようすを探る研究に軸足を移す | ||
| NORDITAに招かれてコペンハーゲンへ | ||
| インフレーション理論による「新たな予言」を考える | ||
| 論文は「正直」であれば良いものでもない? | ||
| インフレーション理論は「分野融合的」な研究 | ||
| 宇宙は「子ども」や「孫」を生む? | ||
| 第4章 科学者をどう育てるか | ||
| 東京大学の宇宙物理学の助教授に着任する | ||
| 研究費を獲得することもPIの大事な仕事 | ||
| 教育や学務の仕事も行う科学者 | ||
| 若い科学者の育成は非常に大事 | ||
| 小柴先生の超新星ニュートリノ発見に立ち会う | ||
| ニュートリノのトラッピング理論も実証できた! | ||
| ノーベル賞は「グループ受賞」を認めるべき | ||
| インフレーション理論の「証拠」が見えてきた | ||
| 「ビッグバン宇宙国際研究センター」をつくる | ||
| 「学会」とはどんな組織か | ||
| アウトリーチ活動は理学系研究者の使命 | ||
| 東大の定年退職を迎えて | ||
| 第5章 21世紀の科学者のために | ||
| 自然科学研究機構の機構長になる | ||
| 研究をマネージメントする「URA」を設置する | ||
| 「宇宙」と「生命」を融合した研究所を新たにつくる | ||
| 分野融合領域の研究で大きく遅れている日本 | ||
| 日本学術振興会で新たな職務に就く | ||
| 科研費制度の改革に取り組む | ||
| 学術振興が日本のイノベーションを支える | ||
| おわりに | ||
| あとがき | ||
| COLUMN | ||
| 1 科学とは何だろう? | ||
| 2 湯川先生の思い出 | ||
| 3 論文についてあれこれ | ||
| 4 ホーキングさんとの思い出 | ||
| 5 科学者と「倫理」 |