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書誌詳細

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翻訳をジェンダーする

  • 著者名古川/弘子∥著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2024.9

貸出・返却・予約状況

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計1

所蔵事項

  • 登録番号1110841
  • 請求記号S-401-フル
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 言語学
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 1F展示
  • 所蔵状態所蔵

ブックリスト

書誌事項

  • 書名翻訳をジェンダーする
  • 書名ヨミホンヤクオジェンダースル
  • 著者名古川/弘子∥著
  • 著者ヨミフルカワ,ヒロコ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号469
  • ISBN9784480684967
  • 国名コードJP
  • 言語コードjpn
  • 出版地東京
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2024.9
  • ページ235,14p
  • サイズ18cm
  • 価格900
  • 件名翻訳
    女性問題
  • 内容文献:巻末p1~14
  • 内容紹介翻訳小説の中にいる少女や女性は、驚くほど「女らしい」話し方をしている。翻訳とリアルな社会との密接な関係を読みとき、性差別をなくすためのフェミニスト翻訳、社会に抗する翻訳の可能性を探る。
  • 著者紹介英国イースト・アングリア大学博士課程修了(Ph.D.in Literary Translation)。東北学院大学国際学部教授。

内容細目

タイトル 著者 ページ
はじめに
 『プラダを着た悪魔』の主人公はどんな話し方をする?
 「ハリー・ポッター」のハーマイオニーには友だちがいない?
 小説はフィクション、わたしたちはリアルな存在
 フェミニスト翻訳とは女性を「見える化」「聞こえる化」すること
 これから紹介する内容
第一章 小説の女たちはどう翻訳されてきたのか
 日本語への翻訳とジェンダー
 日本語の女ことばと男ことば
 翻訳の中の女性はもっとも典型的な女ことばを話す?
 翻訳小説の女性の話し方vs現実の女性の話し方
 分析の方法
 翻訳小説の女性たちはどんな話し方をする?
 翻訳小説の話し方≠現実の女性の話し方
 自分にとって当たり前なことは目に見えない
 翻訳された小説vs日本語で書かれた小説
 役割語は翻訳の方が使われる?
 児童文学ではどうなる?
 児童文学は保守的。児童文学の翻訳はもっと保守的。
 「すごく静かだね。」はどんな意味?
 翻訳者が再現しようとすること
 汚いとされる表現にも意味がある
 女性の翻訳者vs男性の翻訳者
 女が女を訳すとき
 女ことばは作られたもの
 文学で使われ、一般に広がった女ことば
 女ことばは個性を見えなくする
 章末資料
第二章 女たちのために自分たちで翻訳する
 一九七〇・八〇年代に、自分でいる力をくれた翻訳があった
 女性の健康のバイブル『Our Bodies,Ourselves』
 わたしのからだは自分のもの。自分のからだをよく知ろう。
 自分を大切に生きる権利は、みんなにある
 「からだ教育こそ、教育の中核だ」
 知識は、わたしたちが自分自身を生きるための力になる
 最初の日本語訳『女のからだ』
 二冊目の日本語訳『からだ・私たち自身』
 『Our Bodies,Ourselves』の時代-個人的なことは政治的なこと
 『女のからだ』の時代-ウーマン・リブ
 『からだ・私たち自身』の時代-ウーマン・リブからフェミニズムへ
 フェミニスト翻訳の三つの具体的な方法
 『女のからだ』のフェミニスト翻訳の方法
 (1)性役割を「見える化」
 (2)女ことばを使わず、女性を「見える化」
 (3)「わたし」を「見える化」
 (4)序文や脚注で翻訳者と著者を「聞こえる化」
 『からだ・私たち自身』のフェミニスト翻訳の方法
 (1)女性器名称のネガティブ表現をなくす
 (2)月経は恥ずかしくない。隠さなくていい。
 (3)看護は女性だけではなく、人間の仕事
 (4)序文や写真、巻末で翻訳・編集者や関わった人たちを「見える化」
第三章 これからのために翻訳ができること
 これから考えられる三つの変化
 (1)一律の女らしさから、それぞれの個性へ
 (2)ネガティブなイメージのない性器の名称へ
 (3)「彼」と「彼女」だけでなく、インクルーシブな代名詞を
おわりに
参考文献